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shin sasakubo

Occupation
笹久保 伸

ギタリスト・作曲家・ペルー音楽研究
幼少の頃より演奏活動を始める。
クラシックギターを学び国内のギターコンクール受賞歴多数。
多くの音楽家に師事し、2004年より単身ペルーへ渡り音楽研究および世界各地で演奏活動を行う。
ペルーでは自らアンデスの村々を旅し、音楽を学ぶと同時に音源を採集。それらの音源を基にギターソロのCDを9枚リリース。

これまでに、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、ギリシャ、ブルガリアなどの国際音楽祭に招待され、リサイタル、マスタークラスを開く。
2008年にはゴッチェ・デルチェブ国際ギターコンクール&フェスティバルに審査員および招待演奏家として招かれる。
また、同年来日したペルー大統領への演奏も企画された。

ペルー伝統的音楽の後継者の一人として高く評価される一方、現代的な曲も発表し、アンデス音楽を基としたオリエンタルな世界を持つその音楽性は、内外の演奏家、作曲家からも高い評価を得ている。
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July 03

再版 再販の話

先日ブログにも書いたが 廃盤になっていた私のCDが本日復活し再版、再販された (らしい)
とペルーのレコード会社から連絡がきた
CDは Ayacucho-1 Tradicional と
Ayacucho-2 Kirwayo の2つである
 
1は言うまでもなくTradicional ペルーのアヤクーチョ地方の伝承曲集
2はアヤクーチョ出身のギタリスト・作曲家 ダニエル・キルワヨの代表作集 である
Xendraレコードから再版された
一仕事終えた気分であるが 実際自分は何もしていない
 
元々IEMPSAから出していた6枚のCDもXendraに移そうと思う
IEMPSAは資本が変わり 社員は総入れ替えし そのほとんどがXendraに移籍した(社長も)
IEMPSAは「名」だけ残り 事実上 著作権組織 APDAYが買い取った
自分はIEMPSAのために録音したつもりだったが 今に社長がXendraに移る際に
「この録音は私の企画だからIEMPSAにカタログをゆずりたくない」と言ってきた
自分としてはレコード会社はどちらでもよかったので 移してみようかな と思いました
Xendraがすぐに倒産しない事を祈っています・・・
 
最近CD屋で安売りをしていたので偶然買ったルイジ・ノーノのCDに
Caminantes Ayacucho と言う曲があった
なぜノーノがAyacucho ??? という感じである(85年頃の作品らしい)
音楽自体にはAyacucho音楽の引用は見られない
いわゆる現代音楽である
「アヤクーチョの戦い」は南米諸国の独立の歴史にも大変重要である事から もしかして
そのテーマで書かれたのか 
わからない
 
 
June 30

7月になる

今日はギター雑誌「ギターの友」の取材を受けた
8月号に載せていただけるそうで とてもありがたいです
その後 長谷部氏と萩野谷氏と食事に行きました
 
明日は8月のコンサートのリハーサル
 
 
7月はセルバンテス文化センターでコンサートをする
個性的な踊り手も出演するので面白くなりそうである(ギターと歌と踊り)
はさみの踊りをやります
入場無料なのでお勧めですが 予約は早めにして下さい
セルバンテス文化センターは四谷にあります
(ホームページに詳細あり)
 
7月18日は水戸芸術館で高橋悠治作品展で演奏します
John Dowland returnsを波多野睦美さんと演奏しますので 是非聴きにいらして下さい
出演者は皆凄い人たちなので お勧めです
 
また時がきたら書こうと思います
June 28

レコ発

レコード文化が衰退しCDになっても「レコ発」と言うのはなぜだろうか
 
27日はレコ発コンサートを渋谷でし
多くの友人に見守られ 演奏できました
サプライズ(ギター協奏曲の初演&青木大輔君の参加)もあり楽しく演奏ができました
 
来ていただいた方々 どうもありがとうございます
 
今日28日は 秩父市両神村へホタルを見に行った
信じられない数のホタルがいて 驚きました
うちの家から50M先の川にもホタルはいるが 両神村は数が違う
よほど水がうまいのか・・・
しかも源氏蛍です
草の中にいた蛍を何匹も手で取りました
両神村はすごいです
 
過去に「蛍の浮遊」と言う曲を書いた事をその時思い出しました
この曲の楽譜はどこにあるのだろうか
どんな曲だったか興味があります あとで探そうと思います
 
28日に都内であった日本重奏コンクールでは
私の作品を演奏して下さった若手4重奏グループ「クアトロ・パロス」(4本の棒 と言う意味)
が優勝したそうです
とても聴きに行きたかったのですが 午前中都合が悪く(蛍のせいではない)聴きに行くことができませんでした
クアトロ・パロス様 おめでとうございます
演奏していただいてありがとうございます
 
7月も色々演奏があるのでまた書きます
 
 
 
June 26

明日(正確にはもう今日) 新CDの発売コンサートを渋谷でするが
2月に出たCDをなかなか日本で発表できず 今に至る
そんな事をしているうちに 新しいCDを用意していて ジャケットデザインが終われば
もうすぐ というところまできている
これもXendraレコードから出るが 自作品とFederico Tarazonaと高橋悠治氏の作品からなる
現代音楽のCDで ペルーらしさはほとんどない あるとすれば自作品の一部にアンデス音楽の
原子があるが 切ったり 貼ったり つないだり してあるので
音を聴いてそれに気がつく事はないと思われる
 
Federicoはペルー人でチャランゴ奏者でもあるが
ヨーロッパの音大で作曲を学んだ若手で友人でもある
録音したLa maison du tempsは印象派 近代 的作風で
ペルーの音は出てこないが どこかペルーっぽい気もする
 
高橋氏のJohn Dowland returnsは難曲である
調弦も見たことのない調弦である
曲は朗読とギターのための作品で イギリス英語で語ると面白いようなので
ペルーでイギリス人を探したがなかなか見つからず 人を探すのに苦労した  が
イギリス人の若い弁護士でペルーのインディヘナ問題の仕事をするカロラインと知り合い
録音した 彼女は弁護士だが過去に音楽を学んでおり その点録音はかなりやりやすかった 
彼女の人生もちょっと ダウランドと似たところがあるらしく共感し 高橋氏の詩に感動していた
 
 
自作の ギター協奏曲の1楽章にはアンデスのワンカベリカ県ワチョコルパ村の音楽を引用してあるが
ワチョコルパの音楽自体が全然有名でないので アジアの音にも聴こえるかもしれない
3楽章にはプーノ音楽の引用もある
 
ギター4重奏のための「精霊の花」は日本で楽譜が出版される事になっているが
なかなか出ない なぜだろうか、気が変わったのか・・・?
 
また時がきたらこのCDについて 書こうと思います
 
 
 
 
 
June 25

再版、再販

ペルーの大手レコード会社TDVは今年倒産した
TDVは元々他の会社を持っていた(確か布、縫い物系の会社) 社長の道楽で始めたレコード会社だった
そのエピソードは 普通ではあり得ないうそみたいな話である
田舎の町出身だった彼(社長)の母親が亡くなり 母親が好きだったペルー音楽を収録したCDを作り
親戚、友人などに思い出として渡したい と彼は考えたが
当時ペルーにはCDを印刷する会社が一つもなく海外でプレスをしていた
ペルーに無いならCDプレス機や印刷機を買ってしまおう という事になり
本当に買った
その後買った器械を他人のためにも生かそうと思いレコード会社ができた
(だが初期は彼の好きな演奏家を雇い録音させ母親に捧ぐCDシリーズだけを作っていた
(音楽家のあいだでは有名な 通称Mama vickyシリーズ)
 
会社は大きくなり 社長は自家用飛行機まで持っている
(ペルーではクンビアがヒットすると億万長者になる事もよくある)
しかし彼の他の会社が上手くいかなくなり まずどうでもいい会社(レコード会社)をやめる事になったらしい
これがTDVのエピソードである
私は3枚のCDをここから出していた
しかし倒産したと同時にそれらは廃盤となり リマの泥棒市場で20円くらいで出回りちょっと困った
幸運にも そのうちの2枚が他のレーベル「Xendraレコード」から再版される事になった(来月には出る)
そんな事はすぐにはあり得ない と思っていたが アッと言う間にこうなった
これもペルーらしい事だ
XendraはIempsaの社長が立ち上げた会社である
社長は過去にVirreyと言う大レコード会社で働いており Virreyが倒産した際に会社のカタログ
(マスター音源&その使用権利)をすべて受け継いだ つまり 勝手に再版して売っていいと言う
凄い権利
Virreyにはペルーの歴史的音楽家のマスターテープが残されており 彼らにとっては宝の山である
その業界の間では 「彼らはあれで一生生き延びられる」と言われている
何しろ当時録音したものの レコードにしていない古い音源がたくさんあるらしい
倉庫を見せてもらったが、何トン分かのテープがある
エアコンで温度、湿度管理された倉庫に
 
例えばRaul Garciaと言う巨匠は当時Sono radioと言うレーベルと契約し 相当な枚数のレコードを出しているが
会社は潰れ人はマスター音源をを持って逃げたため 音源は行方不明
彼の古い音源の正式な再版は永久にあり得ないという事になった
もし音源があっても彼は権利を持ってないので 再版ができないらしい (100年くらい裁判をすればできるかも・・)
巨匠だけに残念でならないが ペルーでは彼の海賊版が200円で手に入る
 
何はともあれ Xendraからまたリリースされるので安心した
 
 
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